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販売価格：: ￥5933税込
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商品の詳細

★1982年第一刷発行。紙カバー付き。★カバー＝全体にヤケスレ傷有り。薄く汚れ有り。　天地にヨレ有り。★本体＝三方強めのヤケ有り。　ページ内部、紙面周辺部、閉じ目部にヤケ有り。　　紙面の黄変有り。微細な角折れ一部有り。★製本はしっかりとしており、本文内、ヤケ以外の大きなシミ汚れ等無く、通読に支障は御座いません。40年の経年に比して良い状態と存じます。　吉本直志郎氏の児童向きの戦争文学の一冊です。「さよならは半分だけ」に代表される「青葉学園物語」（戦災、諸事情による孤児を預かる学園のお話）の、被爆直後から始まるお話です。　現代の子供達、この吉本直志郎氏のお話を知らずに育つのは勿体ない！月並みですが、戦争は過去のもの、という他人事にしてはいけないからです。　近年、「この世界の片隅に」が、平凡な市井の一主婦の目を通した物語として大変話題になりましたが、（私も大好きです）こちらは、小学5年生の男の子、孝太が主人公。父は戦死、母と二人暮らしです。　「空襲ではぐれたら、耳きり橋のたもとで待っとれよ」という母の言葉を信じて、孝太は原爆投下直後の広島市を、沢山の負傷者と遺体の中、橋までやって来ます。　目を皿にして、渡ってくる被災者を見張る孝太。日が暮れても来ない母ちゃんを探して、「母ちゃんが渡って来たのに、見落としたかもしれん」と、川筋に居る人達を、一人ずつ見て歩くのです。　子供の一途さ、素直さがとても胸に迫ります。もし、母が生きて、来ていたら、目を見張って立ち尽くす自分の子供を見落とす筈が無い。其れなのに、子供は自分が見落としたかも、と泣きながら探すのです。　同じく子供を探すおばさんと道連れになり、病院や救護所をまわりますが、おばさんは自分の子供探しで必死。孝太は別れて、孤児を収容するトラックに乗せられ、国民学校へ保護されます。　そこにいた、意地悪な清子。ある時気が付いた孝太が、清子に、お前の母ちゃんとお前を探していた、と告げた途端、清子は本来の子供らしい子供になります。母ちゃんが迎えに来るから死ぬな、という孝太に、「死なんよ」と答えながら亡くなってしまうのです。　子供から大人まで、是非読んで頂きたい物語です。状態は上記★書きと、画像よりご判断下さい。　古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。

カテゴリー:	本・音楽・ゲーム>>>本>>>文学/小説
商品の状態:	傷や汚れあり
色:	ホワイト系/ブルー系
配送料の負担:	送料込み(出品者負担)
配送の方法:	佐川急便/日本郵便
発送元の地域:	愛知県
発送までの日数:	1~2日で発送